なぜ海外の国際風刺漫画コミュニティーでアニメネタが共有されるのか

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ポーランドボール(Polandball)とは、世界の様々な国をMS Paintで描いた「ボール」にした風刺画です。2009年頃にドイツの「ふたば☆ちゃんねる」であるkrautchanで始まったとされるネットミームです。そんなポーランドボールはFacebookにもファンページがあり、色々と盛り上がっています。

参考:
ポーランドボール・日本語Wiki記事:http://ja.wikipedia.org/wiki/ポーランドボール)
ここにも:http://www.inippon.jp/2013/04/polandball.html

今回紹介しているのは、FacebookにあるPolandballのページの一つなのですが・・・ まず、前提としてポーランドボールは国際情勢風刺です。アニメとは何の関係もありません。

ところが突然、Polandballのページがプーチンがランカちゃんと同じ「キラッ☆」のポーズをしたと盛り上がっています。さらに誰かが「Another」の見崎鳴と「中二病」の小鳥遊六花の画像を投稿しており、もはやアニメで会話が成り立っています。マクロスFやら中二病やらが普通に出てきて、しかもみんな自然に反応しているところを見ると、Polandballの国際情勢風刺で遊んでいる人達のコミュニティーでは、これらのアニメはネタとして成立するほど知れ渡っていることになります。

Polandballのネタを楽しんでいるのは、ネットを娯楽の場とするいわゆる「ギーク」が多いです。サイバーカルチャーを先導する立場にあるギーク達ですが、今回の「プーチン・キラッ☆」と「中二病・Another」レスの流れを見ると、Polandballで遊ぶ層とアニメを見る層は、相当被っていることが分かります。

海外ではアニメとサイバーカルチャーが一体化している・・・その一端がここにも、という感じです。

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