C90新刊の360°VR3DMVのREADME

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360vr3dmvjacket

C90新刊の360°VR3DMVのREADMEを丸上げしています。

 


 

“360VR3DMV”を手に取って下さり、まことにありがとうございます。

本テキストでは、360VR3DMVを理想的な環境で視聴するための解説をしております。

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目次:
0.ファイルリストと説明
1.必須ハード
2.必須ソフト
3.視聴方法と注意
4.360VR3DMV制作後記
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0. ファイルリストと説明
VocaloidInterplanetary.mp4 メインの動画ファイルです。3240×1620,60fpsです。
VocaloidInterplanetaryMini.mp4 スマホで再生用の動画です。1280×720,20fpsのmp4です。
VocaloidInterplanetaryMini.avi スマホで再生用の動画です。1280×720,20fpsのaviです。
360VR3DMVについて.txt 本ファイルです。

以上のファイルは個人での視聴/使用に限り、Any Video ConverterやCraving Explorer等を用いてのビットレート・FPS・サイズ等の変更等を自由に行って構いません。

1. ハードのご案内
本DVDに収録されている動画自体は、実際はアスペクト比2:1の通常mp4動画で、普通のWindows Media PlayerやDVDプレイヤーでも再生可能です。
ただしVRであることがポイントなので、ここでは現在最も「普及率」が高いであろう、Oculus Rift DK2とスマホ(Google Cardboard, GearVR, ハコスコ)を用いた視聴方法について解説いたします。

2.ソフトのご案内
OculusRift DK2を動かすためには、Oculusランタイムが必要です。こちら https://developer.oculus.com/downloads/ で落とせます。CV1(コンシューマー版)のランタイムのオプションが出てますが、PCの0.8.00以前のDK2時代のランタイムが必要です。DK1を持っている人は、4.3.0以前のバージョンを使って「デスクトップを拡張して、拡張した分をOculus上で表示させる」というコンセプト的に単純な方法もあります。

VR動画再生ソフトは色々なものが出始めていますがVirtual Desktopがお勧めです。
http://store.steampowered.com/app/382110/

無料路線ではVR PlayerやTotal Cinema 360などがあります。
http://www.macxdvd.com/mac-dvd-video-converter-how-to/best-vr-video-player-360-3d.htm

ただしVR再生ソフトは2016年8月現在、全体的に「過渡期」にあるため、DLしてみたけど動かなかった、という事例が報告されます。様々なVR視聴機器の発売が迫る中、開発者が様子見モードで更新が止まっているからです。そのため新しいVR機器に対応していない例が出ています。もう少し待てば無料のVR再生ソフトがいろいろ出てくると思います。
VR Player: https://vrplayer.codeplex.com/
Total Cinema 360: http://totalcinema360.com/desktop.html
VR PlayerをOculus DK1/DK2で使うためにはちょっとした設定が必要ですが、下の方にメモをつけておきます。

スマホで再生する場合は、Google Cardboardやハコスコのアプリをインストールする必要があります。GearVRに関しても同じです。.aviと.mp4の両形式を用意しました。

3. 視聴方法と注意
視聴するには、VR動画再生ソフトの設定が必要です。Sphericalとか360°とか全球という設定があれば、それを選択してください。

他にも設定で特に重要なのは「視野角」です。理想的な視野角はハードウェアに強く依存しますが、Google Cardboard(おそらくハコスコも同じ)の場合は85-90°ぐらいが良いです。これが低すぎると過度に「ズームイン」した状態になるため、画面が荒くなり、すぐにVR酔いしてしまいます。

視野角の設定(Google Cardboardでは85°ぐらい)はGearVR、ハコスコ、Cardboardを使ったスマホでの視聴で特に重要です。というのも、本DVDに含まれる「軽量版」は、スマホで再生できるようにするためにかなり妥協してスペックを落としてあります。そのため設定が理想から外れると粗がもろに出てしまいます。
4.360VR3DMV制作後記
前作では「レーザーが飛び交う戦場に飛び込む」をコンセプトに、前方120°だけのサイドバイサイド動画としました。作るときの方法論も、通常の映像作品と同じで「作り手が見せたいものを(演出効果とかで強調しながら)見せる」という路線でした。

しかし、これの問題点は視聴側に自由がなく、一度観たら終わりなことです。また、立体視にこだわっていましたが、Youtubeに上がっている360°映像作品を見てみると、実は”2D”でもあまり気になりませんでした。いつも動画制作に使っているBlenderにも360°映像を直でレンダリングできる(出力できる)機能が実装されたので、これを使うことにしました。

せっかくVRなんだから、色々な方向を見てみたいと思います。というわけで、作り手が見せたいものを見せるのではなく「没入してもらう」という観点で「異世界」や「雰囲気」を前面に出したつくりにしました。そいうわけで、BGMも「トランス音楽」を選択しました。そうしたらDJ A.Q.さんのDREAM OF YOUという曲が!「皆さまを違う所に持っていかれるようなイメージ」で作曲されたとのことですが、これってVRのためにあるようなもんじゃないですか!! http://www.nicovideo.jp/watch/sm27914602

というわけで制作に入るのですが、360°VR映像作品用のシナリオやストーリー、というものがあることに気付きました。例えばキャラの微妙な表情の変化で伏線を張るという表現技法があります。これは360°VR映像作品じゃ使えません。視聴者がそっちを向いているとは限らないからです。これに合わせてストーリーを組み立てなきゃいけません。このほかにもVR酔いのリスクを考えると、あまり激しいシーンは使いたくありません。なので全体的にゆったりとしたストーリーとなりました。

世界観は小学生以前から脈々と続けてきた想像の世界、「青玉連邦(Cyanosphere Federation)」でやってます。(「ボカロでSF映画」の世界観がこれです。)これまで作ってきた、未来都市、植物工場、食肉培養装置、宇宙農場、軌道都市など、昼間の仕事(http://shojinmeat.com)でも使っているSF系のアセットを相当数放り込みました。そのため、割と速く制作することができました。他にも360°映像の背景は、、一度出力すればそのあとどの方向にカメラ向けても使えるという利点があり、これも重宝しました。レンダリング時間が大幅に削減できました。

今夏の動画制作で作ったアセットは、次の仕事での制作にどんどん転用するつもりです。(`・ω・´)>

 

旧バージョン対応の補足
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VR PlayerをOculus Rift DK1/DK2で使うときの注意点

▲DK1の場合:
VR Playerを起動すると、メッシュが表示されます。そこで、以下の設定を行います。
Media -> Format -> Side by Sideをチェック
Media -> Projection -> Planeをチェック
Device -> Layout -> Side by Sideをチェック
Device -> Distortion -> Barrelを選択
Device -> Tracker -> Oculus Riftを選択

ここで重要なのが、VR Playerを起動する時点でOculusがどっちを向いているかです。VR Playerが起動した時点でOculusが置かれている方向が正面になります。つまり、Oculusが後ろ向きに置いてあれば、動画を再生しても後ろを向かないと見えなくなります。「正面」はF1を押すことでリセットされます。

Oculus Riftでの動画鑑賞についてのその他の詳細は、このページから辿るとよいでしょう。
http://d.hatena.ne.jp/fai_fx+OculusRift/20131221/1387635203

▲DK2の場合:
まず、VR PlayerをDK2に対応させる必要があります。英語ソースでも似たような手順が解説されています:http://www.reddit.com/r/oculus/comments/2n126t/a_comprehensive_vr_player_setup_guide_for_the_dk2/
以下が手順です:

(既にあったら)VR Playerをアンインストール
VLCをインストール
VisualC++ランタイム(32bit, x86)をインストール
VR Playerをインストール
DK2用のトラッカーの.zipファイル(本DVDに同梱)について、「ブロックの解除」をクリックしてから解凍
解凍したVrPlayer.Trackers.OculusRiftDK2TrackerをVR PlayerのTrackerフォルダに設置
VR Player起動、TrackerでOculus DK2選択

なお、関連ファイルのDL先は以下の通りです:
VR Player: https://vrplayer.codeplex.com/
VLC: http://www.videolan.org/vlc/
Visual C++ Runtime: http://www.microsoft.com/en-gb/download/details.aspx?id=40784
DK2 Tracker: https://developer.oculusvr.com/forums/viewtopic.php?f=29&t=112&start=180
DK2 Trackerを新たにダウンロードするにはOculus開発者フォーラムに登録する必要があります。(登録無料)

この後の実際の視聴はDK1の場合と同じです。