(旧ブログ http://yukihanyu.exblog.jp/25422457/ より引っ越し)
ディズニー作品と言えば、2013-14年は「アナ雪」が大ヒットし、2015年はベイマックス、そして2016年はZootopia(ズートピア)がヒットしつつあります。
しかしこのヒットの裏側で、アカデミー賞やら映画広告やらの「表」の人気に対して、ネット・SNS等の「草の根」や裏の世界で、別の人気が目立ち始めています。
まず、こちらは中国のtwitterであるweiboから、facebookを通じて流れてきたイラストです。
擬人化、BL・・・・・(;´д`)
コスプレイヤーの姿も
でも一歩引いてみると、この絵やコスプレ写真は重要な意味を持っています。
アニメ調の二次創作イラスト・擬人化・BL・コスプレなどは、これまでオタク界(国内&海外)特有の現象でした。しかしこれが今はズートピアでも起きています。
これまで世界に日本製コンテンツを広げてきた、ネット掲示板、コスプレイヤー、ネットミーム、絵師、同人誌作家、ファンコミュニティーなどは「オタクインフラ」とも言えます。そして今、このインフラにディズニー作品も乗り始めています。
Data-maxさんから取材を受けたときも、海外のオタク界でコンテンツ自体が日本製である必要が無くなっているという話をしましたが、まさにその例です。
これまで海外では「オタクインフラ」の存在自体が、日本コンテンツの人気の源でもありました。ディズニーも同じ土俵に上がってきた以上、「サイバーカルチャー」や「仲間意識」に向き合うことはともかく、いよいよコンテンツ自体でも勝負ということです。ディズニーはエログロ出せないのと大企業イメージが強いので、「オタクインフラ」やその基本思想をどこまで乗りこなせるかは未知数ですが…
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