新盤の360-VR3DMV

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モデリング等は終了、キャラクターアニメーションも残りわずか、レンダリングも最終段階です。360°VR、3240×1620、60fps、C90でちゃんと新盤出せそうですヽ(´∀`)ノ

海上浮遊都市、力場フィールド材料、レーザー植物工場、人工培養肉、トラクタービーム、スペースプレーン、軌道農場、宇宙都市・・・色々ぶっこみました。この中で一番マイナーな未来技術である「レーザー植物工場」については論文があります:
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/oubutsu1932/63/11/63_11_1127/_article/-char/ja/

BGMはDJ A.Q.さんのボカロトランス、”DREAM OF YOU”です。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm27914602
作曲者自身が、「皆さまを違う所に持っていかれるようなイメージ」とおっしゃってますので、遠慮なくVRで使わせて頂きました。どうもありがとうございます!

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実際に360-VR3DMV作ってみて、気づいたこと数点…

意外に作りやすい!

まず、作るのに使ったBlender 3Dですが、2.77から360°出力モード(Equirectangular Panorama)がついてます。

さらに360°レンダリングで背景を出力して保存し、それを”Environmental texture” (背景テクスチャ)として使えば、カメラの向きと背景の合致を気にせずに作ることができます。また、場合によっては背景を別出力することにより、レンダリング負荷を大幅に減らせます。

映画やアニメなどの映像作品は、画の美しさや演出が重要です。見せたい物はカメラが向いている方向にしかないので、360°VR化して後ろが見えても意味がないとも言われます。そのためコンテンツとして成立している360°VR映像は、音楽ライブぐらいしかないといわれています。

一方、今回作っているものは、カメラが向いている方向のものを見せる映像作品ではなく、「異世界への没入」を目的としてます。演出効果は使わず、純粋に異世界の空間に浸るために作ってあり、BGMもその路線で選んでトランス音楽としました。

また、通常の映像作品では微妙な表情の変化や体のしぐさから、伏線を仕込んだりといった演出がされますが、「世界に浸る」を目的とする360°VRでは、その類の演出は意味がありません。その微妙な表情の変化をしているときに、視線がそっちを向いているとは限らないからです。

そのかわり、この世界で何を見るかは視聴者の自由なので、1回見て終わりではなく、今度は右を向いてみよう、下を向いてみようなど、何回も楽しめるコンテンツになっているといいなと思います。