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斜め読み用のミニ目次:
・あけおめあいさつ
・2016年は何があった?
・その出来事が持つ意味合い
・それを踏まえて2017年の目標(KPI)
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少し出遅れた感あるけど、まだ松の内なので・・・
明けましておめでとうございます!今年もよろしくです!
2016年は相当いろんなことがありました。振り返ってみて去年の今頃と言えば…
・コアメンバーは大体固まったけど、「さて、どうしよう?」状態。
・TechPlanterで最優秀賞には輝いたけど・・・共同創業者がやってる闇実験に頼る状況で、自分は何もできず。共同創業者も本業との兼ね合いで、コミット率がかなり低い状況。正直先が見えなかった。
サイエンスCGのほうも、修正回数のマネジメントができず炎上気味にorz 教える方もやっとカリキュラム固まった?ぐらい。
しかしその状況の中で最大の転機になったのは、リバネスラボにCO2インキュベーターを設置して実験ができるようになったことです。
2月に共同創業者のラボにて古いCO2インキュベーターが廃棄処分になるのでもらえることに。4月には実験開始の予定でしたが…契約関係が遅れに遅れ、稼働開始が7月にずれ込むorz でもとにかく、ラボで実験ができるようになったことが状況打開の決定打でした。
・実験できるのがほぼ自分一人だけなど、障害はあれど開発が前に進みだした。
・とにかく動き始めることで、先行きや方向性も見えるようになった。
・研究開発の現場や現物という、最大の説得力を手に入れた。
・その結果、取材や投資を受けるといった話もできるようになった。
・実験して確かめられるようになったので、色々自信を持って言えるようになった。
・その自信や確証は人にも伝わるもので、取材や投資話も相手への印象が段違いに。
その裏返しで、バイオ・化学系のスタートアップは何が何でもラボがないと、人も情報も金も集まらない(スタートラインに立てない)ことを実感しました。この話は今後もそこらじゅうで語り草にしそうです。(バイオに投資したいVCやアクセラレーターの方はこの辺おねがいします。)
そして2016年の後半の主なイベントは
・小学生向けの細胞培養スクールを実施
・培養肉作って食べてみた本の初版
・オランダの国際学会での発表
・ニコ動投稿、ニコニコ技術部、
・雑誌取材、純肉本、サイエンスアゴラ
・クローズアップ現代+への出演
一番大きいのは、どれも振り返って眺めるだけの成果ではなく、次につながる重要なピースであることです。
・小学生向けの細胞培養スクールを実施
⇒この取り組みは海外の団体が特に評価。後のインタビューにもつながった
・培養肉作って食べてみた本の初版
⇒メンバーにとっては大いに勉強になり、12月の「純肉本」につながった
・オランダの国際学会での発表
⇒この「国際デビュー」により細胞農業の一プレイヤーとして認識され、New Harvestによるインタビューは1月に公開予定。海外の投資家などにも認知された。
・ニコ動投稿、ニコニコ技術部、若手の会
⇒国内の若年イノベーター層を中心とする支持基盤の確立への第一歩になった。次の話が現在進行中。
・雑誌取材、純肉本、サイエンスアゴラ
⇒国内の先生方に話がつながった。次の話が現在進行中
・クローズアップ現代+への出演
⇒この実績の使い方を検討中。おそらく「雑誌取材・純肉本・サイエンスアゴラ」の筋で進んでいる話で使える。
で、今のところの2017年の計画は・・・
・シード資金調達して給料出せる会社にする(自分まだ年収60マソ\(^o^)/)
・ラボを整えて4~5人での研究開発体制へ
・Shojinmeat Projectの「分散クラスタ方式」での運営を軌道に乗せる
・はやく都内に自宅兼事務所を構えて実家暮らしを脱出したいorz (マイホームより自社ビル! (*゚∀゚)=3 )
これをするにあたって、自分の身の振り方を含めた「人マネジメント」が重要になるとみてます。というのも、すでに自分一人じゃ抱えきれないことだらけです。
純肉や細胞農業はなんだかんだ言ってかなりの話題性があるので、色々活動すればそれだけ有名人にはなれそうです。
でも自分が有名になるだけでは自尊心(←やっすwww)以外に意味がないし、増える受信メールにも対応しきれなくなり、企画のgdりや、約束のすっぽかしが増えるでしょう。他にも色々やりたいこと・やるべきことがたくさんあるのにorz 「一人の力」の限界かな(死
そういうことなので、資金調達だのラボだのどうのありますが、2017年の最重要目標(KPI)は、「自分より有名になってる関係者を何人出せるか」だと思います。
いや、出てくれないと詰むマジで(死